代替医療が広まった理由

「病名をつけなければ保険は利かない」

 日本の保健医療制度の下では、病名が付けなければ、医師は保険診療をすることができません。そして、一度病名が付けられると、病名が一人歩きして、その病名に基づく治療や投薬がされます。慢性疲労症候群、肥満症、高血圧症、アレルギー症候群などいう病名がありますが、現れる症状が同じでも原因が違うことがあり、治療法を間違ってしまう場合もあります。

 未病というのは、今は病気ではないけれど、このまま何もしなければ確実に病気に向かっていく状態を言い、そのような状態を把握して病気の発症を予防していく新しい立場をいう言葉です。日本では、保険医療が進み、また支配しているため、病名がないと治療できず、ともかく病名を付けて治療を進めていくのですが、その病名が適切ではなく、また全体を把握していない場合が多いのです。