栄養医学とはどのようなものでしょうか。

「栄養素の必要量には、個体差があります。」

 成長期、妊娠期、授乳期、高齢化など、人はそれぞれ栄養素を特別に必要とする時期があります。スポーツ選手や特別な仕事をしている人々は、普通の食生活ではとても栄養が足りません。また、肝臓病、甲状腺疾患、ガン、その他、治療のために特別な栄養素を必要とする人々もいます。更に、体質や代謝障害などである種の栄養素を普通よりも必要とする人々がいます。これらの人々は、他の人と同じ栄養を摂っていても、足りない、或いは摂取できないということがあります。

一般に言われている所要量のほかに、イライラしやすい・肌が荒れやすい・風邪を引きやすいなど個人の体質に合わせて摂取する栄養素を選び、必要量を考えることも大切です。RDA(Recommended Daily Allowances 一日当たり摂取勧告)という数値が、アメリカのサプリメントには昔は記入されていたことがありますが、最近はそういう一律的な指導は適切でないと外されることが多くなりました。

季節要因も充分考慮しなければなりません。季節の変わり目には身体が特別にビタミンBやタン白質などの栄養素を必要とします。これが不足すると精神的な障害をもたらします。暑い夏には、ビタミンCやE、リポ酸などの抗酸化作用を持つものが大量に必要です。

単に栄養素を摂取し症状を改善して満足するのではなく、身体の中で栄養素がどのように働いて症状・体質を改善したのか・今までの食生活で足りなかったことは何かを振り返って、今後の生活に生かす事が健康に過ごすポイントです。